家族で行こう! 自転車の旅! Vol.4 第二次ヨーロッパ遠征

反省を活かして二度目の大陸遠征

① クロスバイクでは1日100㎞超はきつい

男3人は初めての自転車旅行の時のマウンテンバイクからロードバイクに変わっていた。しかし、妻は日本から持ってきたジャイアントのクロスバイクのままであった。

「エスケープR3」 、今でも、「よし!スポーツバイクを買おうか!」と思った人の100%が買うクロスバイク(サンプル数2)。でも本当に60%はいってそう。タイヤも細く軽快に走れて、峠がいくつもある山中湖までの95㎞もこなせたし、ペダルもビンディングに替えたからクロスバイクで大丈夫だと思ってしまった。

しかし、1日に100㎞を超える日が3回ある旅はきつそうだった。やはり1日100km超は1日だけならまだしも、数日ともなるとクロスバイクの限界を超えているようだ。

これがエスケープR3  本当によく売れている

② イギリス国内は走りにくい

イギリスのロンドン市内はボリス・ジョンソン市長による自転車革命とやらで、車の交通量が多いにもかかわらず自転車が走りやすいようにかなり整備されつつある。

そもそも、都会なので車はそんなにスピードが出せず、また、日本と違いドライバーは歩行者、自転車、「馬」を優先する意識が浸透していて、安全な間隔が取れなければドライバーも無理に自転車、馬を追い越そうとはせず、それが原因で渋滞が起きても決してクラクションを鳴らすことはなく、やむを得ないことと認識しているので自転車は比較的走りやすい。信号のない横断歩道に人がいれば99%止まります(これは本当)。

しかし、都心から離れた地方の幹線道路は自転車に対してやさしく作られていない。片側二車線で制限速度が100㎞/h、日本の感覚で言うなら高速道路のような道、車がビュンビュン追い抜いていく脇をたった30㎝程しかない路肩を走らなければならない(もちろん自転車との間隔は十分とって追い抜くが、100km/h超だと流石に恐怖を感じる)。しかも、丘陵地帯は起伏が激しく坂嫌いの妻にはきつい。

③ 妻の荷物

妻の荷物が重くなることはわかっていたことで(だって女の子だもん)、それについては一切文句を言わずに、トレーラーに積んで全部私が運ぶつもりでいた。しかし、昨年は、妻がどうしても「自分の荷物は自分で持つ」と言うので、妥協案として私の軽い荷物(7㎏)を妻の自転車に載せ、妻の荷物(15㎏)を私の自転車に載せた。それでも自転車の性能と相まってへこたれることが多々あった。

前年の荷物はこんな感じ

④ パンク・ポンプ

長距離ライドなので数度のパンクは当然想定していた。ポンプは一応8気圧まで充填可能と書かれたミニポンプに加えてCO₂インフレーター(手で握ると隠れてしまう程度の大きさのアンプルに圧縮二酸化炭素が入っていて、それ一本でタイヤ一本の空気が充填できる。使い捨て)も持参した。しかし、もったいなくて実験使用してなかったので、実際に使ってみたら注入口がものすごく冷たくなって、うまく使えなかった。携帯ミニポンプは表示通りの8気圧は入らなかった。

2012年夏

昨年に引き続き今年も自転車でヨーロッパ大陸に行くことを家族には一切相談せずに勝手に決めさせてもらった。昨年の経験から以下のことを改善した。

① 妻にロードバイクを購入

まず妻のロードバイクを買った。事前に相談すると必ず「いらない」と言うのがわかっていたので、買って現物を見せて「俺からのプレゼントなので文句を言わずに受け取れ」ということにした。

ロードバイクというのはタイヤのサイズは全部同じだが、身長・股下によってフレームのサイズが異なり、サイズが合わないとほぼ乗れない。なので、本来はロードバイクを買うときは本人立ち合いでなければならない。しかし、幸いなことに妻の身長は私より3㎝低いだけで、股下は私より2㎝長い(俺って短足?)。なので、私がまたがって買えばほぼ問題ない。

買ったのはスコットのスピードスター、シマノ105仕様(これについては後述)。定価999ポンド(当時のレートで約13万円)が旧モデル割引で799ポンド(同約10万円)。お尻が痛くならないように、歩いて10秒の自転車屋に無理やり連れていき、サドルサイザー(粘土状の物が入った座布団のようなものに座ってお尻の骨の幅を測る装置)に座らせて適正なサイズのサドルに交換した。