生物基礎 細胞小器官の働き まとめ

ヒトは真核生物です。

真核生物の細胞の内部には、様々な細胞小器官が存在し、細胞の生命活動を担っています。

今回は細胞小器官ごとの主な機能について紹介します。

最後に確認問題も紹介します。

細胞核

原核生物と真核生物の大きな違いの一つは、「細胞核」の有無です。

原核生物は、遺伝情報をしまっておく箱(細胞核)を持っておらず、遺伝情報は細胞内に散らかっています。

それに対し、真核生物は遺伝情報をしまっておく箱(細胞核)を持っているので、遺伝情報は細胞の一箇所に収められています。

リボソーム

リボソームはmRNAの遺伝子情報を読み取り、それをタンパク質へと変換する重要な細胞小器官です。

細胞内での局在でリボソームは、膜結合リボソームと遊離リボソームに分類されます。

膜結合リボソームの一例として、粗面小胞体が挙げられます。

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細菌などの原核生物もリボソームを持っていて、生命維持や増殖の為に働いています。

原核生物のリボソームとヒト(真核生物)のリボソームは異なる構造をしているので、一部の抗生物質は原核生物(細菌)のリボソームのみを狙い撃ちするように作られています。

それにより、原核生物(細菌)がタンパク質合成するのを阻害し、生命維持や増殖を妨げ、抗菌作用を示します。

小胞体

小胞体は幅広い機能を持っている細胞小器官です。

外観により粗面小胞体と滑面小胞体に分類されます。

粗面小胞体

粗面小胞体は周囲にリボソームが付着した小胞体のことです。

主に、細胞外に分泌されるタンパク質の合成やプロセッシングに関わっています。

粗面小胞体
小胞体の周囲には膜結合リボソームが付着しています

滑面小胞体

滑面小胞体は、リボソームが付着していない小胞体のことです。

主な働きは、コレステロールやステロイドホルモンの合成カルシウムイオンの貯蔵などです。

ゴルジ体

ゴルジ体は扁平な袋状の構造が重層した形態の細胞小器官です。

細胞内で作られた物質(タンパク質など)をその中で修飾しています。

ゴルジ体

ミトコンドリア

ミトコンドリアは、呼吸に関わり、細胞にエネルギーを供給する重要な細胞小器官です。

「発電所」的な存在です。

また、呼吸以外にも細胞死(アポトーシス)等にも関与します。

ミトコンドリアは、細胞核とは異なる独自のDNAを持っています。

ミトコンドリア

細胞膜

細胞膜は細胞の外側を覆い、細胞の内と外を隔てる重要な構造です。

細胞膜は選択的透過性があり、それにより細胞の内側と外側での物質の出入りを調節しています。

確認問題

【平成30年 センター試験 生物・追】

細胞小器官の名称と主な機能の組合せで最も適切なものを選べ。

  1. 核ー光合成
  2. 葉緑体ー呼吸
  3. 小胞体ー細胞内での老廃物の貯蔵
  4. ゴルジ体ー細胞内での物質輸送の制御
  5. 中心帯ー細胞内での物質の分解
解答・解説

解答:4

【平成30年 センター試験 生物基礎】

細胞小器官に関する記述として正しいものを選べ。

  1. 細胞質基質はタンパク質を含む。
  2. 核は、あらゆる生物の細胞に存在する。
  3. ミトコンドリアは、DNAを含まない細胞小器官である。
  4. リボソームは、DNAと直接結合してタンパク質を合成する。
解答・解説

解答:1

【平成31年 センター試験 生物基礎(改)】

DNAを含んでいる細胞小器官を全て選べ。

  1. ミトコンドリア
  2. 葉緑体
  3. ゴルジ体
  4. 滑面小胞体
解答・解説

解答:1,2,3

【平成31年 センター試験 生物・改】

内外2枚の生体膜で囲まれた細胞小器官を全て選べ。

  1. 液胞
  2. ゴルジ体
  3. 葉緑体
解答・解説

解答:1,4

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