末梢神経系 12対の脳神経

脳神経は、脳に出入りする神経線維(銅線)が集まってできたケーブルです。

(脊髄に出入りする神経線維の集まりを「脊髄神経」と言います)

脳神経は12対あり、それぞれ色々な役割を持っています。

今回は脳神経の名称と、その幾つかをピックアップし紹介します。

12対の脳神経

脳神経は12対あり、合計で24本あります。

脳神経には、それぞれ名称とローマ数字で番号が振り分けられています。

脳神経番号名称主な役割
嗅神経 (olfactory nerve)嗅覚
視神経 (optic nerve)視覚
動眼神経 (oculomotor nerve)眼球運動・瞳孔の調節・ピントの調節
滑車神経 (trochlear nerve)眼球運動
三叉神経 (trigeminal nerve)顔面の感覚・咀嚼筋
外転神経 (abducens nerve)眼球運動
顔面神経 (facial nerve)顔面の表情筋・味覚など
内耳神経 (vestibulocochlear nerve)バランス感覚(前庭神経)・聴覚(蝸牛神経)
舌咽神経 (glossopharyngeal nerve)後述
迷走神経 (Vagus nerve)後述
副神経 (accessory nerve)後述
舌下神経 (hypoglossal nerve)舌の運動

眼の動きを司る神経

眼はその周りについている筋肉によって動いています。

私たちが顔を動かさずに、眼だけで上を向いたり、下を向いたり、左右を見ることができるのは、

眼の周りについた筋肉が上手に収縮と弛緩を調節しているからです。

眼の動きに関わる筋肉は、

・動眼神経
・滑車神経
・外転神経

の3つで支配されています。

この3つの神経が上手に筋肉を支配することで、眼が動きます。

舌咽神経・迷走神経の働き

舌咽神経神経は迷走神経と一緒になって、口蓋(口腔の上にある硬い板)や咽頭の運動や感覚に関わっています。

舌咽神経に特徴的なのは、味覚を司っていることです。

顔面神経の線維と一緒になって、舌での味覚を司っています。

迷走神経の中には、副交感神経系の神経線維が通っています。

この神経線維が多くの腸管の運動を調節しています。

また、迷走神経から枝分かれした反回神経は、声帯周辺の筋肉の運動に関与し、

声の発声に深く関わっています。

副神経の働き

副神経の中には骨格筋の運動を支配する神経線維(銅線)も入っています。

背中にある僧帽筋や、首を振るのに大切な胸鎖乳突筋の動きを支配している筋肉がある。

副交感神経の線維が通っている脳神経

副交感神経の線維が通っている神経は「み・な・と・く(港区)」です。

古から伝わる有名なゴロ合わせです。

脳神経の番号を文字って作られました。

Ⅲ (3)ー動眼神経
Ⅶ(7)ー顔面神経
Ⅹ(10)ー迷走神経
Ⅸ(9)ー舌咽神経

まとめ

今回は脳神経の線維にフォーカスしました。

脳神経は、脳に出入りする神経線維(銅線)が集まってできたケーブルです。

ケーブルは全部で12対あり、合計24本あります。

上記のように、一つ一つの脳神経には重要な役割があります。

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