内分泌腺と外分泌腺の違い

分泌腺は内分泌腺と外分泌腺の2系統に分類できます。

今回は、内分泌腺と外分泌腺の違いを簡単に説明した上で、それぞれの具体例を紹介します。

内分泌腺と外分泌腺の違い

内分泌腺と外分泌腺の違いは物質をどこに放出するかです。

物質を体の外に放出するものが「外分泌腺」、

物質を血液中(体の中)に放出するものが「内分泌腺」です。

内分泌腺では、放出された物質が血流に乗り、産生部位から離れた組織・臓器にも作用を与えることが可能です。

内分泌は細胞間の情報伝達に欠かすことのできない系統の一つです。

内分泌腺の具体例

内分泌腺は、物質を血液中に放出する分泌腺です。

以下にその具体例の一部を表で紹介します。

内分泌腺分泌物質
視床下部促進ホルモン・抑制ホルモン
下垂体下垂体前葉ホルモン・下垂体後葉ホルモン
甲状腺甲状腺ホルモン(チロキシン)・カルシトニン
副甲状腺パラトルモン
副腎副腎皮質ホルモン・副腎髄質ホルモン
膵臓インスリン・グルカゴン・ソマトスタチン
消化管セロトニン・ヒスタミン・ガストリンなど

消化管

消化管を構成する細胞の一部に、内分泌細胞があります。

胃腸内分泌細胞(gastrointestinal endocrine cell)という細胞です。

胃腸内分泌細胞には種々の型があり、放出されるホルモンも型ごとに異なります。

セロトニン、ソマトスタチン、ヒスタミン、ガストリンなど、色々なホルモンが分泌されます。

外分泌腺の具体例

外分泌腺は、物質を体外に放出する分泌腺です。

以下にその具体例の一部を表で紹介します。

外分泌腺分泌物質
唾液腺唾液
汗腺
膵臓消化酵素
乳房乳汁

唾液腺

唾液腺には、大唾液腺と小唾液腺があります。

大唾液腺には、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つがあります。

この3つは存在箇所の違い以外に、顕微鏡で見ると構成細胞が若干違います。

汗腺

汗腺は汗を分泌します。

汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。

この二つの違いについては、別の回で紹介します。

膵臓

膵臓は内分泌と外分泌、両方の機能を持っている臓器です。

外分泌腺から放出された物質は、消化管に合流します。

消化管に合流して、消化・吸収に関与します。

(関連記事:『膵臓の機能』)

まとめ

今回は分泌腺の分類について紹介しました。

外分泌腺は体の外に物質を放出する分泌腺で、内分泌腺は血液中(体の中)に物質を放出する分泌腺です。

今回紹介した分泌腺や分泌物質の紹介は、別の回でいたします。

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