神経系の分類 中枢神経系と末梢神経系

神経系は全身に張り巡らされた情報ネットワークです。

このコーナーでも、今までに幾度か神経系の話が出てきました。

今回はその神経系の分類を紹介します。

神経の分類が苦手な人はぜひ参考にしてみてください。

神経系の分類を勉強する時のポイント

神経系の分類を勉強するときのポイントは、解剖学的分類と機能的分類をごちゃごちゃにしないことです。

解剖学的分類

神経系の解剖学的分類は、「配線」をイメージすると理解しやすいです。

中枢神経系

中枢神経系は頭蓋骨と脊柱の中にある、(大脳・小脳・脳幹)や脊髄のことです。

これを、配線で例えるならば「家の壁の中の配線」です。

末梢神経系

末梢神経系は中枢神経系と身体の末梢にある効果器(筋肉や内臓)や感覚器を結ぶ神経のことです。

具体的には、脳神経脊髄神経のことを言います。

これを配線で例えるならば、「コード(ケーブル)」です。

コンセントにコード(ケーブル)を差し込むことで、家の壁の中の配線(中枢神経系)と家電(効果器や感覚器)が繋がります。

解剖学的分類構造
中枢神経系脳・脊髄
末梢神経系脳神経・脊髄神経

機能的分類

機能的分類① 信号を伝える方向による分類

神経系を機能的に分類する方法にはいくつかあります。

その一つが「求心性線維」と「遠心性線維」による分類です。

これを配線で例えるのは少しわかりにくいので、電車で例えてみましょう。

求心性線維

体の末梢で生じた刺激や興奮の情報を中枢神経系へ入力する神経線維のことです。

具体的には、

①体性感覚(筋の伸び具合、痛覚とか)

②特殊感覚(味覚、聴覚とか) 

③内臓感覚(空腹感、尿意とか)

があります。

これらを電車で例えるならば「上り線」です。

遠心性線維

中枢神経系からの指令や興奮の情報を末梢組織や臓器へ出力する神経線維のことです。

これは電車で例えるならば「下り線」です。

機能的分類② 神経線維の働きによる分類

「体性神経」や「自律神経」といった分類は、神経系の用途によって分類されます。

体性神経

体性神経は皮膚や骨格筋などの末梢と中枢神経系を連絡している神経です。

具体的には、皮膚の受容器や骨格筋にあるゴルジ装置などから知覚情報を受け取ったり、骨格筋に対して運動指令を伝達している神経です。

体性神経系には感覚神経と運動神経があります。

自律神経

内臓と中枢神経系を連絡している神経です。

具体的には、心臓の拍出回数・拍出力、呼吸、内・外分泌の調節など、さまざまな調整を行っている神経です。

自律神経系には、交感神経と副交感神経神経があります。

(詳しい解説はこちら⇨『自律神経系 交感神経と副交感神経』)

まとめ

今回は神経系の分類について紹介しました。

正直、神経系の分類を一発で覚えられる人はすごいと思います。

私の場合は何度も復習してやっと理解することができました。

最初にも紹介した通り、神経系の分類を勉強する際は解剖学的分類と機能的分類をごちゃごちゃにしないことが大切です。

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