家族で行こう! 自転車の旅! Vol.7 『異国の地で迷子に!?』

川が渡れず森に迷い込む

翌朝アムステルダムを出発。妻はアムステルダム市内観光をしたがったが、今日から二日間は予定走行距離が連続して一日115㎞なのでやんわり却下。

20㎞位走ると、大きな川を渡る手前でトムトムもガーミンもどうしてもモーターウェーに行けと指示する。

どちらもルート検索を自転車に設定しているので普段はモーターウェーを走る指示は出さない。

だが、どうやら川を渡る道はトムトムもガーミンもモーターウェーしかないと判断しているようだ。

さすがにしっかりと「自転車禁止」と標示されている道を走るわけにはいかない。

やむなく方向だけは間違わないように自転車通行可能な道路を進む。

トムトムもガーミンもしきりに戻れと指示するが、無視。

迷い込んだ森

ほどなくして舗装道路がなくなってしまい森に迷い込んだ。

こうなればあとは人に聞くしかない。幸い犬の散歩をしている人がいた。

森の中なのでこの人を逃して次はない。

ためらわず、川の向こうに行くにはどうしたらいいのかを聞いた。

そうしたら、電車の鉄橋の脇に歩道があることを教えてくれた。

なんとか無事に川を渡ればあとはただひたすら平な道を走るだけ。

森に迷い込んだせいで予定より20㎞多い135㎞を走って、メッペルという小さな街に到着

車は4台しか乗れない 交通量はさほど多くないので
来たら運行という感じ 夜中もやってるのかな?

土砂降りのスタート、ドイツ入国

翌朝は土砂降りの雨。

だが、今日も115㎞の予定なのでできるだけ早く出発したい。

合羽(カッパ)を着込み、荷物にレインカバーを付けて出発しようとした。

しかし、雷がゴロゴロ鳴ってきたのでやむなく近くの駅で待機。

雷がおさまったのを見計らって降りしきる雨の中をスタート。

小降りになったのでやっと写真が撮れる

雨が上がったころにドイツ入国。

入国といっても道に看板が立っているだけで入国審査なんてない。

そもそも係員がいない。車はビュンビュンと通り過ぎていく。

その日の目的地に到着するちょっと手前で次男のリアが変速しなくなってしまった。

見るとシフトレバーの内部が壊れている様子で、手持ちの工具ではちょっと手に負えない。

走行は可能なのでとりあえず先を急ぐ。

国境の看板が落ちてる

今日の宿泊地はヴェルルテという本当に小さな町。

その町に一軒しかない古い民家を改装したようなホテルに着いて荷物を降ろしていると、ホテルのお姉さんがボトルに貼ってある「水」のラベルを見て、「これは水ですね」と日本語で話しかけてきた。

こんな田舎町で日本語がわかる人がいるなんて驚きである。

聞けば、日本に行ったことはないが大学でちょっとだけ勉強したそうだ。

トムトムご臨終

今日の目的地は旅の中間点であるブレーメン。

ブレーメンの音楽隊で有名な街、かつて日本人初のプロサッカー選手の奥寺康彦が最も長く在籍したクラブがある街でもある。

ここならきっと自転車屋さんもあるだろう。

そう、前日壊れた次男のシフトレバーを直す必要があるのだ。

今日一日90㎞の道のり、リアのギアはトップ固定、前3枚だけで頑張ってくれ。

途中、休憩でのんびりアイスを食べて走行を再開しようとしたら突然トムトムの画面が真っ暗になってしまった。

バッテリーはまだ充分あるのに…

前日の雨の湿気でいかれてしまったらしい。

自転車に装着するキットは一応防水加工になっているが完全ではない。

元来が車で使うことを想定しているので湿気に強いはずがない。エースを失ってしまった。

残るはちょっとおバカなガーミン君だけ。

サッカーの代表チームがキーパーを三人連れていく意味を身をもって知る。

まだ半分以上の行程を残してあとがない状況というのはとっても不安だ。

だが今は残されたガーミン様に頼るしかない。